先般発表されたiPhone8関連の3つのモデルの中で、iPhone 8、iPhone 8 Plusの2つのモデルは今までのモデルのアップグレードという感じで、デザインは殆ど変わっていないという印象である。ところが、iPhone Xに関しては全くといっていいほど変化していて、デザインは完全に刷新されています。
iPhone Xは「これがiPhoneなの?」と言われるくらい、実に変化したデザインになっています。iPhone Xの前面は全面画面になっており、画面の周りのベゼルは全く見当たらず、ホームボタンも消滅しています。
画面の上層部にはわずかにカメラとセンサーが埋め込まれた台形の形をした出っ張りが見えるだけになっています。ということで、iPhone Xの筐体はガラスとステンレスで構成されており、あの懐かしのiPhone 4を思わせる姿をしています。
そのスクリーンには有機ELが用いられています。上層部の出っ張りがやや気にはなりますが、1125*2436picの解像度です。有機ELはサムソンから調達したものになっています。通常の液晶ではなく、今回は有機ELを初めて採用した理由として、
有機ELは表示に必要部分の画素のみを点滅させることが可能!
通常の液晶ですと、バックライトの関係で黒い部分が少しではありますが、光って見えテキストをやや読みづらいものにしている嫌いがありますが、有機ELではその欠点をなくしています。
もう一つのメリットは
ホワイトバランスを自動的に変える!
このホワイトバランスを実現させるに際しては、True Tone技術を活用してその時その時に応じて自動的に変える技術を採用したことである。このような技法を採り入れることで、さらに画像をいかなるシーンにおいても美しいものにすることに成功しました。
前面画面からホームボタンを無くしたことから、ホームボタン設置のためのスペースが必要でなくなったため、電源ボタンを始め様々な機能がサイドボタンに移行した形状になりました。こうしてデザインはあたかも1枚のガラス板のようになったものの、可動部分は僅かではありますが、残っています。
iPhone Xの心臓部、即ちプロセッサにはA11 Bionicが採用されています。メモリは3GBとなっています。このことは将来的にはAI、AR等のジャンルへの拡充を図る戦略が見えてきます。つまり、iPhone Xの取扱は別格にポジションさせているようです。iPhone Xを契機にして、今後はAI、AR方面の発展が待たれます。
【バッテリ関係の改善】
バッテリの持続時間をこれまでとは違って約2時間ほど長くすることに改善を施策しました。と同時にワイヤレス方式の充電を採用しました。標準規格であるQi(チ~)に対応させた結果の充電方式です。
【顔認証機能の採用】
iPhone Xにおける最重要の特徴の一つとして、この顔認証機能が採用されました。iPhone Xを立ち上げますと、指紋ではなく顔を登録します。前面のカメラに向かって顔をフレームに合わせて写すようにします。
こうして、Face IDをセットアップすることにより、あとはiPhone Xを手にして顔を覗き込めば、ログインしたりアンロックしたりすれば良い。注意しないといけないのは、画面に視線を向けて意識する必要があることです。というのも、ハッキングの恐れがあるためです。
それにしても、なんとエキサイティングな端末であろうか? 斬新なデザインからして未来の到来を予感させます。つまり、
iPhone Xは、やがてARの時代が到来するメッセージです!
言いたいことは、真新しいデザイン等に目を奪われないようして、常にその先にあるものをしっかりと見る必要があることです。