2017年9月20日にリリースされたiOS11に着目して下さい。既に気づいた人もいるとは思いますが、
●iOS11は64ビットアプリに限って作動可能という仕様になっています。32ビットアプリは残念ながら作動不能です。そこで、iPhoneユーザーは32ビットのアプリか否かの確認が必要となってきます。自分が使っているアプリについての確認は特に必要であろう。
先ず、その手順ですが、「設定」⇒「一般」⇒「情報」⇒「App」という順番でタップすることにより確認を行うことができます。
仮にタップしても何も表示されないということでれば、32ビットアプリが格納されていないということになります。32ビットアプリがあった場合には、後継のアプリを探して次の段階に備えることが必要となってきます。特にゲームアプリは要注意です。全く32ビットアプリがなければ、iOS11へのアップデートには問題ないことになります。
【iOS11にアップデートする際の留意点】
■互換性を確認しておくこと : iOS11がインストール可能なiPhoneはiPhone5s以降のiPhone 機種となります。
■バックアップを作成しておくこと : iCloudまたはiTunesのいずれかを用いてバックアップを作成します。
■パスコードを確認しておくこと
32ビットアプリが使えないiOS11においては、世界全体の凡そ8%に相当するアプリの数になると見られています。現在のApp Storeにおける公開或いは販売では64ビットに対応していないものがあるため、利用する場合は要注意です。
また、32ビットに対応したアプリにおけるデータにはことさらに神経を配って欲しい。何も施策を講じないでiOS11にアップデートしてしまうと、そのデータのハンドリングはできなくなってしまいます。iOS10に戻せばと考えても、戻すことは不可能です。32ビットアプリでデータがどうしてもという人は、32ビットアプリで取り出しておく施策を講じる必要があります。
とにかくデータには最大限神経を尖らせるべきです。
もう1点、着目すべき点はコントロールセンターです。従来のデザインから刷新されて非常にスマートになっています。その上、扱える機能は充実度を増しています。●様々な通信面での設定が可能
●ミュージック面
●画面の向きをロックさせる機能
●おやすみモードの様々な設定
●画面のミラーリング機能を充実
●明るさのコントロール
●音量のコントロール
等の機能が固定機能として設けられています。
その他に17種類に及ぶ自由に変更できる機能を付加させています。いずれにしても至れり尽くせりの機能でユーザーを満足させようとしています。iOSはこの先どこに向かうとしているのかを静かに見守ることにしましょう。